日々の打ち合わせに出てくる雑談。その話が意外と面白いんじゃないかということで記事化してみました。初回は「ここ最近のGA4の変更について後ろ向きに話す」です。前向きに話そうと思っても後ろ向きになっちゃうのがGA4の悲しい宿命。
最初はiOS17の話
iOS17で「トラッキング用のパラメーターを自動的に削除する機能の搭載」という記事がありました。記事はこちら。
計測環境はますます厳しくなりますね。
GA4も最近は厳しくなってないですか?Twitter(X)見てると切ないニュースがいっぱい流れている気がするんですけど。
ここからGA4の話 レポート用識別子からGoogleシグナルが削除
今は解消されてますが、突然utmパラメータがレポートに反映されなくなったりとか、2024/2/12以降にレポート用識別子(レポートID)からGoogleシグナルが削除されるという発表がありました。これによってしきい値の問題はなくなってくれます。
Googleシグナルの削除は良いニュースなんですね?
ということは、何で数字ずれちゃったんだ?みたいな話になると。
ってなるでしょうね~。しきい値について何も知らないか、ものすごく知っている人には影響がないのですが、ちょっとだけ知っている人には理解し直しになるので困りものですよね。あれ?セミナーとかでこうやって聞いたのに~という流れ。
そして、どの数字が正しいの問題になると。
レポートの集計仕様も変わる
どれも正しいのですが説明すればするほど怪しいものになっていくという…。あとはレポートに使うデータもちょっと変わります。こんな感じです。
簡単に言ってしまうと、今までは標準レポートって集計されたものを持ってきてたんですよね。だからセグメントがなかった。探索は元のデータから引っ張っているからセグメントがあったんです。それがやっぱり使いづらいからUAと同じような仕様にしちゃうと。これで標準レポートにセグメントが来るのかな~という感じです。
まあわからなくはないけど、一貫性が無い感じはしますね。これだけシェアを伸ばしたプロダクトでここまでやるなという。
こんなに使わせておきながらここを変えるってどういうことよ?って思いますよね。GA4は信用ならんというか(笑)。
いやほんと、そうですね。やっぱり生データを直接触れる方が良くないですか?
BigQueryでやってる人はそんなに変わらないと思うんですが、GA4を使っていてBigQueryも使っている人って全体の0.1%もないと思うんですよね。
それはそうでしょうね。
もはやGA4は天気予報みたいになんとなくの傾向はわかるけど、ドンピシャにはならないと思うしかないですよね。
以上、GA4の最新のトレンドを押さえつつも、最終的には後ろ向きなまとめになった話でした。